『生理痛』
不要になった子宮内膜を体外に出すため子宮が収縮するのですが
この時に子宮内膜で「プロスタグランジン」という物質が作られます。
この「プロスタグランジン」の量が多くなると子宮の収縮も強くなります。
(※プロスタグランジンは痛みを出す物質)
■生理時の腰痛
子宮の収縮が強いと腰にまで影響が及びます。
その時に腰に痛みやだるさを感じる場合があります。
■生理中の頭痛や下痢
プロスタグランジンが血液にのって全身に運ばれて生じると言われています。
■むくみや胸の張り、眠気
プロゲステロンというホルモンの影響で体内に水分を溜め込みやすくなります。
生理中の一時的なものなので生理が終わるころには元に戻っていきます。
◎子宮や卵巣に問題がない場合
生理期間前半はゆったりと過ごす。
温かいお茶を飲む・腹巻や湯たんぽでお腹を温める。
生理期間後半は体を動かす。
簡単な体操やストレッチなどで骨盤周辺のお尻、太もも、お腹などの
筋肉を緩めて血行を良くしてあげるのも大事です。
生理時にというよりは、常日頃から睡眠やバランスの良い食事をとり
適度な運動などをおこなって体の内側から温められる状態を作るのがベスト!
血液の循環がスムーズに行われると体は温かく内臓も栄養が得られて
しっかりと働いてくれます。
『PAWでもできることがあります』
骨盤の歪みがあったり、腹部・臀部周辺の筋肉が固くなっていると
その周辺への血流が悪くなります。
これらがお腹の冷えや痛みなどの感覚となって現れることがあります。
骨格や筋肉の調整を行い身体に柔軟性が出てくることで、子宮をはじめ
お腹にある各臓器に血液が流れやすくなり、生理中に起こる不快な症状を
少しでも和らげられたらと思います。
(※骨盤の歪みが原因で起こっている場合に限ります。)
また痛みがある場合は我慢せずに鎮痛剤を飲んで休んでください。
生理期間が長かったり、痛みが酷い場合は婦人科を受診することも大切ですので
上手につきあっていきましょう。