『起立性調節障害』
主に10代の思春期に多い疾患で自律神経が症状に
深く関わっていることで知られています。
身体の急激な成長やホルモンバランスの変化、生活リズムの乱れ
心理的ストレス、遺伝的要因などが引き金になって起こります。
●成長期による身体の変化
思春期は成長の過程でホルモン分泌が急増し
それにより心身の不調が引き起こされます。
女性の場合、女性ホルモン(エストロゲン)の増加で
初潮や胸のふくらみ、皮脂の過剰分泌などがあります。
ホルモンの分泌量が安定しないこともあり、月によっては
頭痛や腹痛、眠気やだるさ、気持ち的に身体の変化に戸惑うことも。
他にも、自律神経による体調不良や感情面で情緒不安定になるころがあります。
●生活習慣の乱れ
偏食や食事をする時間、夜更かしによる睡眠時間の減少など。
部活動や勉強で夜遅くなったり、友達とのコミュニケーションの問題や
長時間のゲームなどで交感神経が過剰に働いてしまうことも。
その他、学校や友人間などの悩みごとなど。
●ケアと対策
生活のリズムを整えることが重要!
① 質の良い十分な睡眠
寝ているときにもホルモンは分泌されます。
自律神経には大きく分けて2つの役割があります。
活動時に働く交感神経と休息時に働く副交感神経です。
本来、夜になると副交感神経が優位になり徐々に眠気がやってきますが
スマホゲームや勉強、人間関係など緊張状態での活動時間は交感神経が
優位になっており、なかなか寝付けない、夜更かししてしまうなど
自律神経の調整がうまくいかずホルモンの分泌が抑制されてしまいます。
日中の過ごし方や、食事をとる時間や、寝るまでの過ごし方など
自分で変えられそうなところから変えていきましょう。
② バランスの良い食事
肉、魚、卵、乳製品、大豆、など動物性と植物性のタンパク質を
バランスよくとることをおすすめします。
これらは『ホルモンの材料となるタンパク質』であり
体を作ってくのにも必要な食べ物です。
その他にも、『ホルモン分泌を促すビタミン、ミネラル』も必要です。
野菜や果物に含まれているビタミンやミネラルはホルモンだけでなく
自律神経の調節などにもかかわっているので必要な栄養です。
③ 適度な運動
運動は自律神経を整えるのにとても効果があります。
一定のテンポで行うウォーキング・エアロビクス・リズム体操・
サイクリングなどがおすすめです。
このような一定のリズムで体を動かすと脳内で「セロトニン」という
ホルモンが分泌され、ストレスを軽減させる効果があることがわかっています。
激しい運動よりは「少し息があがる」・「汗ばむ」くらいの
強度にするのがポイントです。
運動をすることで血液の流れが良くなり、酸素や栄養が全身にいきわたります。
老廃物や疲労物質が回収されて筋肉の緊張が緩んでいきます。
適度な疲労が副交感神経へのスイッチを入れて睡眠を促します。
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起立性調節障害は、人により原因やきっかけは様々です。
まずは病院に行って検査を受けることをおすすめします。
どんな症状があって支障をきたしているのかを客観的に把握できますし
隠れた病気がないか確認することもできます。
その他、自宅でできる食事内容や生活のリズムの見直しなども改善の手助けに
なることもあると思います。
我慢しないで早めの対策をしていきましょう。

