◆先天性股関節脱臼

 先天的に股関節が緩い、脱臼している状態

◆股関節臼蓋形成不全

 臼蓋の作りが浅いため股関節が不安定

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日本では生後4カ月で検診がありますが見落とされるケースも。

成長していく過程(15~17歳くらい)で股関節の可動域や痛みなどの
違和感を自覚する方が多いようです。

股関節脱臼や臼蓋形成不全を診断された方の7割は女性。

女性にはとても多い疾患のひとつです。

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【こんな症状に注意】

・関節の付け根や外側に痛みがでる

・可動域の減少がでてくる

靴下をはく、足の爪を切る、胡坐をかくなどが困難になる
さらに進行すると関節の変形、股関節の拘縮、安静時の痛み
なども生じるようになります。


◆初期であれば運動療法は効果的

股関節周りの柔軟性や筋力をつける。

股関節の拘縮や痛みがある方はとても動かしずらいと思います。
「動かない・動かし方がわからない」こんな感覚になる方が多いですが
意識しながら動かすことで神経が繋がり使っている感覚が戻ってきます。

大切なのは継続すること。

動かす感覚がわかり筋肉が働いてくれると軟骨や股関節への負担を
減らしてくれます。
筋肉を育てて使ってあげましょう。