ここ数日、首の痛みや重さ、だるさなどで来院する方が多いのですが
ほとんどの方が慢性症状で(10年以上の凝り)今の状態が普通だと思ってしまっています。

患者さんに、今、自分の体はどういう状態なのか知ってもらうために
施術前に可動域検査などをして動きやすさや、痛みの有無などを
一緒に確認してもらっています。
この検査で初めて「あれ?」と思われる方もいらっしゃいます。

 

人は体の一部が固まって動かなくなっても、周りの関節や筋肉がカバーしてくれます。
ですので、すぐに動けなくなる、不便を感じるといったことはないのですが
硬くなって動かなくなってしまった関節や筋肉は、硬縮・癒着といって
さらにカチコチに固まっていきます。

そして最終的にはカバーしている個所に疲労がたまり痛みとして表れてきます。
ここで気づいて施術に来られる方が多いのですが、ここからさらに我慢して過ごしますと
感覚のマヒが起こります。
(自律神経の機能が正常に働かなくなり、感覚がわからなくなる状態)

首などの筋肉は他の場所と比べて薄いですから、疲れたり痛めやすかったりしますので
痛みがなくとも予防という意味で施術を受けられることをお勧めします。
長い人生、健康なカラダで過ごして行きましょう。